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メモとか日記とか

週刊ザ・テレビジョン 12号

表紙に釣られて買ってしまいました。世界選手権の「完全放送スケジュール付き」とか書いてあるし。よく考えたら、スケジュールなんて Web でも確認できたんだけど。
一応数ページの特集記事があって、フィギュアスケートについても少々解説されているんだけど、その中に「オリンピックで1位になれても世界選手権で1位になれない人も多く、(世界選手権で優勝することは)真の実力者としての高い評価を受ける」のような記述があって少々もにょりました。そりゃあ中にはそういう選手もいるでしょうが逆の(世界選手権では勝ててもオリンピックでは勝てない)選手の方が圧倒的に多いし*1、金メダルを取る難易度からいったら「オリンピック>世界選手権」だと思うのですが。
確かに、オリンピックで勝てるかどうかは「運」も大きく左右してくるので、そういう意味では世界選手権よりもギャンブル*2的要素が強いかもしれない。世界選手権で 5度も優勝してもオリンピックでは一度も金メダルと取れていないクワンとか、前シーズンから公式戦でほぼ負けなし*3だったスルツカヤが金メダルを取れなかったとか。だからこそ、「オリンピックには魔物が棲んでいる」と言われる。
もちろん、「真の実力者としての高い評価を受ける」と「オリンピック金メダルの難易度」とを単純に比較できるものではないけれど、なんかちょっとミスリードちっくだよなぁ、と思いました。個人的に。
あと余談ですが、今シーズンというか昨年のグランプリシリーズの TV 放映権を持っていたテレ朝にとっては「グランプリシリーズとそのファイナルこそ最強を決める大会」と思いたいようですが*4、一般的には世界選手権の方がぜんぜん格が上ですので。そこらへんもミスリードですよね。

*1:これは単純に開催頻度の差かもしれないが。

*2:言い方は悪いけど。

*3:一度だけ、GPFで浅田真央に負けた

*4:テレ朝にとってはGPFが終わった時点で今シーズンのフィギュアスケートは終了したらしい。