lovely::memo

メモとか日記とか

全日本選手権・男子シングル フリー

高橋選手、2回の4回転ジャンプ成功。素晴らしかったですね。その代わりというか、後半はちょっとバテ気味だったかな。圧倒的な強さはさすがです。国内ではもう敵なしかなぁ。
世界選手権の代表選考という意味で見た場合、高橋選手は文句ないとして残りの 2枚の切符を誰が手に入れるか。日本の男子としては久しぶりの 3枠であり、有力な織田選手が欠場している今年は、他の選手にとって絶好のチャンスです。事前の(個人的な)予想では小塚選手、南里選手、中庭選手のうちの 2人になるだろうと思っていましたが、そのうち誰と誰になるのかは全く予想できませんでした。
まず、小塚選手。これまでとは違う気迫のようなものを感じました。順位は別として、小塚選手が代表になる確率がかなり上がったと思いました。
高橋選手の直後の南里選手は、とてもやりにくかったのではないかと思います。その影響かどうか、転倒などいくつかミスがありました。ここまで 1位 高橋選手、2位 小塚選手、3位 南里選手。これで中庭選手がノーミスだったら、中庭選手が 3位になるかもと思いながら彼の演技を待ちました。
しかし、中庭選手もいくつかのミス。これで最後の切符がどちらの手に渡るのかさっぱりわからなくなりました。
そして、スコアは……南里選手 199.81点に対し、中庭選手は 198.94点。その差はわずか 0.87点。これが、2位と 3位の差、あるいは 4位と 5位の差なら「残念だったね」で済んだことでしょう。しかし、3位と 4位ではどんなわずかな差でも天と地ほどの差があるのです。
ここは、勝った南里選手を讃えるべきなのかもしれません。しかし、キスクラで呆然とした中庭選手がとても痛々しかったし、番組最後にバックステージで号泣している姿が映った時は、もう可哀想で胸がつまりそうになりました。勝負の神様は残酷です。