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そろそろグランプリファイナルを考える

ISU グランプリシリーズもあと 2戦を残すところとなり、そろそろグランプリファイナル (GPF) 進出選手が見えてきました。グランプリシリーズは調整試合で良い*1と個人的には思っているのですが、今年はバンクーバー五輪の代表選考も兼ねているので、日本選手にとっては真剣にならざるを得ない状況です。GPF はグランプリ 6戦での順位をポイント換算し、その上位 6名が出場資格を得られますが、もう少し詳細を書いてみます。
まず、順位ごとに獲得できるポイントは以下の通りです。

男子, 女子, アイスダンス ペア
1位 15 ポイント 15 ポイント
2位 13 ポイント 13 ポイント
3位 11 ポイント 11 ポイント
4位 9 ポイント 9 ポイント
5位 7 ポイント 7 ポイント
6位 5 ポイント 5 ポイント
7位 4 ポイント
8位 3 ポイント

ペアの7, 8位がないのは、1試合あたりの出場組数が他の種目に比べて少ないからだと思います。1人(組)は最大 2試合まで出場できますので、最高は 30ポイントとなります。
ポイント数が同点だったらどうなるか。その場合、以下の優先順で上位 6名が決まります。

  1. 2試合のうちの最高順位が上位の者*2
  2. 2試合の合計得点が上位の者
  3. 出場試合数が多い者*3
  4. フリースケーティング/フリーダンスの得点合計が上位の者
  5. フリースケーティング/フリーダンスの最高得点(1試合)が上位の者
  6. ショートプログラム/オリジナルダンスの得点合計が上位の者
  7. 出場した試合の出場人数の合計が上位の者

これでも決まらない場合は、同率の選手は全て出場資格が与えられます。とはいえ、例年ならだいたい 1. の条件で決まってしまいますけど。これまた例年のボーダーラインは 24ポイントあたりなので、2試合終わって 20ポイントの浅田選手・中野選手、17ポイントの小塚選手はかなり厳しいと言えるでしょう。2試合とも優勝した織田選手・安藤選手はともに最高獲得ポイントで GPF 出場決定です。
現在のポイントランキングは、以下から確認できます。

*1:手を抜いても良いということではなく、その時に出せる力は出すべきだけどピークでなくても構わないという意味です。1シーズンに何度もピークを持ってくるのは難しいので、そのシーズンの一番重要な試合で 100%になるのが望ましいです。

*2:今年の場合、浅田選手と中野選手はポイント数は同じですが、最高順位が浅田選手は 2位、中野選手は 3位のため、浅田選手が優先されます。

*3:1試合しか出場していない人よりも 2試合出場している人が優先