フィギュアスケートバンクーバー五輪代表選考基準
検索でいらっしゃる方がちらほらいるので、書いてみます。
フィギュアスケートのバンクーバー五輪代表選考基準は、6月に日本スケート連盟より次のように発表されています。ちなみに、五輪代表枠は、男女シングルが各 3、アイスダンスが 1です。男女とも 3枠あるのは、今回は日本だけです。
- グランプリ・ファイナル3位以内の日本人最上位者を、その時点で内定する。この場合でも、原則として、全日本選手権への出場が条件となる。
- 全日本選手権優勝者は、原則として、選考するものとする。
- 以上の後、残る派遣枠については、
アイスダンスは、事実上リード姉弟組でほぼ決まりでしょうから、ここでは男女シングルについて書きます。
この選考基準と、現時点(全日本選手権開催前)で (3) の条件にあてはめると、次のようになります。
選考基準 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
(1) | 織田信成(内定) | 安藤美姫(内定) |
(2) | 未定 | 未定 |
(3)-a | 未定 | 未定 |
(3)-b | 織田信成 高橋大輔 |
安藤美姫 鈴木明子 |
(3)-c | 小塚崇彦(10位) 織田信成(12位) 高橋大輔(13位) |
浅田真央(3位) 安藤美姫(5位) 鈴木明子(8位) |
従って、小塚選手、高橋選手、浅田選手、鈴木選手は、仮に全日本で表彰台に乗れなくても「選考対象」にはなりますが、他の選手は「全日本で表彰台に乗る」ことが絶対条件だと思われます。
但し書きとして、「過去に世界選手権6位以内に入賞した実績のある選手が、シーズン前半にけが等で上記?の選考対象に含まれなかった場合には、オリンピック時の状態を見通しつつ、選考の対象に加えることがある。」というのがあり、過去の世界選手権で 6位以内というのは中野選手と村主選手が該当します。しかし、村主選手は特に故障という情報もないですし、中野選手は JO での怪我もありましたがエントリーされていた試合には全て出場していましたので、この条件に当てはまるかは微妙なところだと思います。
全日本選手権は今日から始まります。すべての選手が悔いなく力を発揮できるよう願っています。