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メモとか日記とか

公瑾のゆくえ

公瑾ED後とそれ以外のEDを絡めた公瑾の立ち位置についての話。
※三国恋戦記(PSP)本編・スペシャル(後日談)・思いでがえしのネタバレが含まれます。











スペシャル(後日談)と永遠恋々が本編ハッピーエンド後の公式の後日談として、公瑾は本人ルート以外の後日談にまったく出てこない。顔どころか名前すらも出てこない。

そもそも、後日談は自軍の間だけの話がほとんどなので玄徳軍や孟徳軍の後日談に登場しないのは何の疑問もない。また、一応仲謀軍といえども早安の後日談はちょっと特殊なので、これもまあ登場しなくても疑問はない(他の仲謀軍のメンバーも出てこないし)。しかし、仲謀の後日談にすら出てこないのは、やはり玄徳暗殺未遂と怪我の後遺症により公瑾が軍の表舞台から姿を消したという暗示なのか?(後日談に出てこないのは疑問ではないと書いたものの、早安ルートでも暗殺未遂発覚後に拘束されていた)。公瑾ルート後日談では公瑾も含めた仲謀軍の楽しさが伝わってくるが、皆で和気藹々と楽しくやっている仲謀ルート後日談を見ると、本人ルート以外でまったく姿を見せない彼が不憫に思えてくる。

ところで、この玄徳暗殺未遂であるが、公瑾ルートでは彼へのお咎めはほとんどないように見受けられる。それは花をはじめ大小と尚香が協力して事件を未然に防いだからということであろうが、あの展開で本当に露見することがなかったのか少々疑問である。

花が計画を止めるために公瑾の部屋を訪れたのは、婚儀が行われる直前と思われる。公瑾のはっきりとした言葉はないが、花の説得(?)により公瑾は計画の中止を決心したとは思う。が、そのまま公瑾は倒れてしまったわけで、計画を中止するという話は早安には伝わっていないはずである。では、なぜ計画が露見することなく中止できたのか?

シナリオ中では「広間の外で騒ぎが起きて婚儀は中止になった」というなんともあっさりとした説明で終わっている。その騒ぎとはどのようなものだったのか。ここでその「騒ぎ」に早安が関係しているとすれば、(計画の首謀者が公になることはなかったとしても)仲謀から何らかのお咎めがあって然るべきではなかろうか。仲謀から玄徳への謝罪は行われているから、何もないというのは考えにくい。

ならば、早安とは関係ない、つまり暗殺計画とは関係ない騒ぎが起きたということなのだろうか。そもそも、よほどの関係者以外は婚儀の会場へは近寄れなかったはずである。それなのに何らかの騒ぎが起きて、しかもそれは婚儀を中止せざるを得ないような大きな騒ぎだった。これは偶然にしてもできすぎではないか。どうやって露見せず計画を中止できたのか、永遠の謎である。

と、この話はしばらく前から考えていたのだけど、文章にするにあたって他ルートも順番に思い出していたら、子龍ルートの後日談でも出てこないメンバーはいるし、孟徳ルートの後日談でも文若はまったく出てこない。なので、仲謀ルートの後日談で公瑾が出てこなくても、実は彼は元気でやっているのかもしれない、と思った。