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メモとか日記とか

[book] 岡野史佳「深紅のエスカ」

1年ぶりの本の紹介がまた岡野史佳

電子書籍で配信されていた連載が単行本化されたものです。電子書籍版では未読だったので、コミックスで初見です。
帯に「衝撃のサイキック・サスペンス」とある通り、あまり明るい内容の作品ではありません。初期の岡野さんのふわふわなコメディとかファンタジーしか知らずに読むと、違う意味で衝撃かも。とはいえ、不思議と嫌な印象はありません。
私の個人的な印象では、ちょうど 1年前(といっても 2つ前)に紹介した「硝子の箱庭」に収録されている「黄金の棲処」に似た匂いを感じました。「黄金の棲処」よりだいぶダークですけど。でも、ダークなりにハッピーエンドなのかなと思っていました。最終ページを見るまでは。最終ページだけで物語の解釈?がガラッと変わってしまうオソロシイ作品だなと思いました。
ちなみに、「エスカ」がなんなのか私にはわかりませんでした。読む前は人名かと思ってたけど、そういうキャラは出てこなかったし。普通にぐぐると、「X線光電子分光」が出てきちゃう。それで合っている可能性もなくなないっていうのがまた謎。答えがわかった人、教えてください。