ジャンプの回転不足に関わるルール変更
ジャンプが回転不足となった場合の基礎点について、来シーズン以降のルールが改定になりました。冒頭だけざっと翻訳してみましたが、間違い等ありましたらご指摘ください。
原文(PDF):ISU Communication 1611 Single & Pair Skating - Scale of Values, Levels of Difficulty and Guidelines for marking Grade of Execution
- ジャンプ/スロージャンプを実施した際に、踏切及び着氷時に回転が足りない場合は、以下の通り「回転不足」または「ダウングレード」とする。
- 1/4回転以下の不足は成功と認め、基礎点を100%加算する
- 1/4を超えて1/2回転未満の不足は「回転不足」とする
- 回転不足の場合は各ジャッジとプロトコルに "<" マークが表示される
- 回転不足と判定された場合は、意図したジャンプの基礎点の70%を小数点以下第一位に丸めて表示される(例:元の基礎点が6.0の場合、4.2となる)
- GOEは意図したジャンプと同等に適用される
- 1/2回転以上の不足は「ダウングレード」とする
- 回転不足/ダウングレードともに、ウェルバランス規則*2上は、意図したジャンプを元にカウントされる
- ツイストリフトで1/2回転以上足りない場合も、同様に「ダウングレード」とする
この他、各ジャンプの基礎点も若干変更になっています。
中間点を設ける案なども出ていましたが、結局「元の基礎点の70%」ということになりました。1/2回転以上足りないときはこれまで通りですが、「ほんの少し足りない」「見た目ノーミス」の場合のキスクラでのあのどんより感とか、見ている側のもにょもにょ感が軽減されてほしいですね。