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docomo の「パケ・ホーダイ ダブル 月額390円からに値下げ」は au・Softbank と横並びではない

docomoパケット定額サービス、パケ・ホーダイ ダブル の月額(下限)料金が、490円から 390円に値下げになります。既に、auSoftbank が月額 390円からの定額サービスを発表していますので、「あぁ、横並びにしただけか」と思う人もいるでしょう。
しかし、それは間違いです。
auSoftbank のそれは、「従来の定額サービスとは異なるオプション」であって、パケット単価は 0.105円(税込)です。しかし、docomo が今回発表したのは「従来の定額サービスの月額料値下げ」であり、パケット単価は 0.084円(税込)です。これはどういうことか。
パケット料金は、全て (パケット単価×パケット量)で計算されます。定額サービスというのは、この計算値が上限金額以上になっても、上限金額までしかいただきませんよ、というサービスです。つまり、利用するパケット量が同じなら、パケット単価が安い方がパケット料も安く済みます。仮に、現在パケット定額サービスをつけていない人が、「安いから試しに定額サービスを使ってみよう」となった場合、月額(下限)料金が同じであっても、docomo ユーザーと auSoftbank ユーザーでは請求額が異なる可能性がある、ということです。「月額料金が同額の定額サービス」として見たら、横並びどころか、実質的には docomo が他社よりも値下げしたのと同じことです。
もちろん、パケ・ホーダイ ダブル で i-mode の上限となる 52500パケット以上利用したら支払う金額は同じですが、内容は全く異なるということをユーザーも知るべきだと思います。